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ホーム > ブログ > アメリカの保険事情
2019年05月14日

アメリカの保険事情

例え旅行の短期間であっても、海外に行く際には安心の為に海外旅行保険などに加入する人が大半だと思います。

しかしながらこの「保険」そのものことを真面目に調べたことがある人はそう多くはないかと思います。


ご存知の通りアメリカは医療費が高い、というより保険制度そのものがほぼ浸透しておらず、日本人の感覚からするとほとんど破綻しているに近いと感じるかもしれません。

アメリカではたとえ会社に勤めていようとろくな保険に入れる人は限られており、個人で入るには民間の保険会社に高額な保険料を納めることになります。

しかしながらこの民間の保険制度も相当どうかしています。

もし仮に「加入当時に過去の病歴を隠していた」なんて事になれば始めは適用されると言われていた保険が結局おりないなんてザラです。

これは「うっかり忘れてしまいそうな病歴」も含まれます。

アトピー皮膚炎で一度皮膚科に掛かったことの申告忘れても、民間の保険機関は重箱の隅をつつきまくり恐らく保険をおろしてくれません。

何故なら民間企業は利益優先の機関だからで、そう簡単にお金は払ってくれません。

また、喘息持ちや持病などがあれば民間の保険にはまずは入れません。持病に保険はきかないのです。

アメリカとはそういう国です。オバマ元大統領が保険を浸透させようとすれば共産主義だと叩く、そんな人たちが多いのです。


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そんな訳で政治的理由というか格差社会のトップに君臨する人たちのせいでオバマケアがさして機能していない今、正規留学生であろうと自国の保険に加入してから留学する事が一般的です。

また、語学学校などでは初日にまず保険に入っているかどうか聞かれ、入っていないと授業すら受けられないところもあったりします。

私がアメリカで美術の専門学校に通っているときは日本の保険に入っていました。

ただ、アメリカの歯医者ではこの保険がきかず、若干欠けた歯の治療に200ドル以上掛かりました。

意外と知られてませんが、この時きちんと領収証とどのような治療をしたのかを記入した書類を受け取り、日本に帰国した時に役所に申請をすると「同じ治療を日本で行なった場合自身が支払うと想定される医療費」が戻ってきます。

勿論200ドル全額は戻って来ませんが、1円も戻らないよりマシです。

海外での病院では色々てんぱるかもしれませんが、必ず治療内容が記載された紙と領収書を貰っておきましょう。


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アメリカの大学に入ってからは、学校が用意した保険に加入しました。

このときは学費と同時に支払うのです。もしまだ日本の海外保険に加入している場合であれば、「こういう保険に入っている」と証明書を作り学校に提出すれば学校の用意する保険には加入しなくていい事になります。

学校で用意される保険は高いのですが、恐らく日本の旅行保険よりカバーしてくれる範囲は広い部分もあるので結果からすると私はこの学校の保険に入って良かったです。

(生活がしんどくて日本語の通じるカウンセラーのいる病院に通った際もカバーされました。)

何せ数ヶ月分の医療保険ですし、アメリカという国を考えれば妥当な値段だったのかなとも思います。

カナダなどではまた医療保険制度が違うのでなんとも言えませんが、短期で海外で行く場合は必ず日本の海外保険に加入してください。

アメリカでの長期正規留学の場合はその限りではないのかな、と思います。

 

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