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ホーム > ブログ > ニューヨーク留学をして感じたこと
2019年02月24日

ニューヨーク留学をして感じたこと

お金も時間も必要。まずはしっかりと考えてほしい。

ニューヨーク留学 注意点 1

「見切り発車の語学学校留学は勧めたくない」

まずはじめに、日本にある日本語学校には誰が通うと思いますか?

簡単です、「日本にいる母語が日本語以外の人」です。

皆さんは、何故あえて訪日外国人が「日本人のいない学校」で日本語を学ぶのか、疑問に感じたこともあるのではないでしょうか。

一括りにするつもりはないですが、この学び方は日本語を本気で勉強したい人にとって「1番良い日本語の勉強法」と言えるのでしょうか?

アメリカでも同じことが言えます。

アメリカの語学学校には英語が母語の人は先生しかいません。

周りは全員違う国の人で英語ネイティヴはいません。

ここに一人でも日本人がいようものなら間違いなく日本語だけを話します。

これは果たして「英語を勉強するのに最適な環境」と言えるでしょうか。

「日本語が通じない環境」は大事ですが、それだけの為にお金をかけてアメリカの語学学校を選ぶメリットとは何でしょうか。

加えて、語学学校にはVISAをキープしたいが為にきてる人も多く、周りにそういう人が多くいると当然ながら真面目に勉強したい人的には死ぬほどモチベーションが下がります。

勿論全ての語学学校が悪いとは言いませんし、「留学」の入り口としては非常にオーソドックスでハードルも低いです。

だからこそ、ここで何かをなし得ることはほぼ不可能に近いです。

費用の面も考えて安い語学学校を、なんて選び方をしたらそれこそ最悪です。

VISAキープを目的とした外国人の温床です。

留学の意味とは

そもそも「英語を話せる」という明確な定義とはなんでしょうか。

「英語しか話せない人とコミュニケーションを取る」ということに、どんな意味と意義があるのでしょうか。

端的に「英会話」とカテゴライズした中にある「目的」を明確に意識できている人は、実はそんなに多くないように思います。

私の経験から言うと、単純に「英語が勉強したい」のならば日本国内で十分賄えます。

駅前留学で講師と喋るだけで立派な「英語の勉強」です。

今思い返せば、真面目に英語を勉強をして大学入学を目指してた私はアメリカの語学学校に通う理由もメリットもありませんでした。

アメリカにいるのだから会話や生活に必要な英語は自力で生活の中でどうにか身につければよかった訳ですし、大学入学に必要なTOEFLはもっと専門の学校で学べばよかったのです。これは以前の記事でも書きましたが、完全に私の下調べ不足が招いた悲劇です。

アメリカに行く前に、オーストラリアのゴールドコーストの語学学校にも1ヶ月だけ行きました。

率直に言うとこれは「人生経験」になりましたが、それ以上の何かは得られませんでした。(これを「人生経験」としか形容できない時点で察して頂ければと思います)そもそも1ヶ月という期間自体当時の私からすれば単なる旅行でした。

オーストラリアで選んだ学校の教室には、ワーキングホリデーで来た、特に英語を真面目に勉強する気はない日本人しかいませんでした。

気候の良い地域だったのでリラックスはできましたし、ホームステイ先の家族はとにかく優しくて居心地も良かったですし、恐らく今後の人生で行く理由の出来ない地域に行けたこと自体は楽しかったですが、英語の勉強にはなりませんでした。

語学学校が悪いという訳ではありません。少し長めの旅行に行くという気持ちで行くのであれば語学学校もそう悪いものではないように思います。私にとっての目標と目的には語学学校は合わなかった、というだけのことです。

言い換えると、「英語を勉強しに英語圏の語学学校へ通う」というのが正直ナンセンスです。現地に行けば日本にいるよりも英語の上達は早いかもしれませんが、それは語学学校に高いお金を払ってダラダラ通うこととは違います。

そして百歩譲って英語がそれなりに話せるようになったとしても、また新たな問題が発生します。「英語が話せたから結局なんなんだ」と至極根本的な問題です。

日本人の幻想として「英語が話せると就職や進学に有利」というのがどこかであると思いますが、実際企業も学校も「英語が使えたその先」を望んでいます(それが良いか悪いかは別問題ですが)。

もし漠然と「留学がしたい」「英語を習得したい」と考える人は、今一度その理由を考えてみてください。「アメリカで演劇や歌の勉強がしたい」「イギリスの某企業に入りたい」など、英語が使えた前提のその先にあるものを目標にしていないと、ただ茫漠とした時間を過ごすだけです。別にこれは勉強や就職に限ったことではなく、「映画を原語で見たい」とか、「アメリカ人の友達と沢山話したい」とかでも良いのです。

(ただ後者の場合は既にアメリカ人の友人がいる場合の話です。今現在いないところから英語の為に友人を作る事はナンセンスです)

ただアメリカや英語圏に行って何かをするだけなら飛行機のチケットを買えばいいだけです。

よく留学をして「価値観が変わった」という方を見かけますが、正直、数ヶ月外国にいただけで変わる「価値観」とはなんでしょうか。

価値観が変わるというのは、良いことなのでしょうか。

何もステレオタイプ的偏見を持ち続けろとはいいませんが、視野を広げたり価値観を変えたいのなら東京中の美術館に行きまくったり今まであまり関わらなかった分野の学術論文を読むだけで大分変わると思います。

大金と時間をかけて決意した留学の感想を、月並みな感想だけしか得られないのは勿体ないと思うのです。自身にある価値観を変えたいとか、英語の勉強がしたいというだけであれば、東京都内で全て済みます。

一度自分の夢や将来を考えていいかもしれません

繰り返しになりますが、私がもし誰かに留学の相談をされたら絶対に安易に語学学校は勧めません。

前もって「英語が使えたその先」や「留学した先」にあるゴール等をきちんと見据え、十分すぎるほどの下調べをしてそれでもなお「ここの語学学校が良い」という結論に至った方のみに語学学校を選んだら良いのかな、と思います。

文章で読むと少しきつい言い方のようにも感じるかもしれませんが、留学という幻想に惑わされて渡米して諦めてすぐ帰国する日本人を何人も見てきて、「この人達は大人になってわざわざお金をかけて来て違法でバイトをしてただ茫漠とした時間を過ごして、挙げ句の果てに日本に帰るなんて、一体何をしにきたのだろうか」とその度に思いました。

これは留学に限りませんが、「人生において無駄なことはない」という仏教的理念は、過ぎた事を悔いそうになった時に行き着く境地です。これからあえて無駄を選択する必要はないのです。

数々の失敗を繰り返して見たり経験したりして、もう誰にもこのようなことを経験して欲しくないので、あえてこのようなきつめの言い方になりましたが、これから留学を考えてる人達の今後が私のこの記事により少しでも良いものになればと願っております。

 

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