ここが日本と違う!フィリピン人の日常 10選
海外留学は語学だけではなく、その国の日常を肌で感じ、学ぶことができます。
時にその違いに悩むこともあるでしょう。
今回のテーマは、『ここが日本と違う!フィリピン人の日常 10選』
フィリピンの文化について紹介している記事はたくさんありますが、ここではもっと深く、知っていれば現地の人たちと親しく、分かり合えるような日本との違いを紹介します。
フィリピンの人たちともっと仲良くなれるかも?
ここが日本と違う!フィリピン人の日常
①シャワーは朝と夜に浴びる(もしくは外出前)
朝のラッシュアワーの街中で、髪が濡れたまま出勤している人をたくさん見かけるでしょう。
ドライヤーで髪を乾かす人も少ないです(乾かさなくても、あっという間に乾いてしまいます。ただ、かなり乾燥します)年中夏なので、暑く汗をかきやすいから、というのが主な理由ですが、出かける前にシャワーを浴びて清潔な状態でいるのがマナーでもあるからです。
また、外出すると汚れやすい環境でもあるので、帰宅時もシャワーを浴びます。
1日2回、シャワーを浴びるのがフィリピンスタイルです。
ちなみに、一般家庭のシャワーは冷水です。
②「ご飯食べた?」「ご飯食べなよ!」ととにかく言われる
特に家庭での日常会話のひとつですが、朝起きてきた家族や自宅を訪ねてきた友人に
“Kain ka na?”(タガログ語)
“Kaon naka?(ビサヤ語)=“ご飯食べた?”
また、
”Kain na!”(タガログ語)
“Kaon na!”(ビザヤ語)=“ご飯食べなよ!”
と言うのが一般的です。
みなで楽しく食卓を囲むことを大切にするフィリピン人らしい会話です。
フィリピン人と食事をすると「さあ、たくさん食べて」とよく言われます。
気をつけないと、思いのほか太ってしまうかも…
③約束の時間に間に合わない、時間通りに始まらない
待ち合わせ場所になかなか現れないフィリピン人。
「今どこ?」と聞くと、だいたいこの返事が返ってきます。
“On the way na.”=「そっちに向かってるよ!」)
フィリピンタイムと言われるものです。
日本では“5分前行動”などとよく言われますが、フィリピンでは「12時にアヤラモールで会いましょう!」と約束しても、相手が時間ぴったりに現れることはまれです。
もちろん、時間をきちんと守る人もいますし、フィリピンの渋滞がひどい・車が壊れやすい・急な大雨で動けなくなるなどの理由はありますが、期待せずにおおらかな気持ちで?待つのが無難です。
バースデーパーティーやコンサートなどのイベントも、時間通りに始まることはあまりありません。
1時間遅れで始まらなくても、ここはフィリピンです。のんびりと、待ちましょう。
④クリスマスや正月、誕生日、フィエスタ(祭り)などはご近所が賑やか
フィリピンではクリスマスや正月を(特に正月よりクリスマスを盛大に祝う傾向あり)を家族とともに自宅で祝うことが多いです。
地域によっては花火もあがります。 カラオケやDJ機器を持ち込み、朝まで盛り上がっています。
フィエスタと呼ばれる地区ごと(日本でいうと校区のようなもの)の祭りも盛んです。
ご近所から歌声やノリノリな音楽が聴こえてきたら、「あ、誕生日なのね」とフィリピン人は考えるそうです。
ご近所が賑やかで眠れなくても、音痴な人が気持ちよく歌っていたとしても(フィリピンあるある)、笑って許してあげましょう。
⑤「あれ」「それ」というときはくちびるを突き出す
フィリピン人特有のジェスチャーです。決してキスをしようとしているわけではないので注意!
⑥ポケットティッシュではなく、トイレットペーパーを持ち歩く
(フィリピンでトイレットペーパーといえばこれ!Sanicare)
日本では街頭でポケットティッシュを広告とともに無料で配布していますよね?
外国人からすると「無料でティッシュを配っているなんて!」と驚きの声が上がることも。
フィリピンでもそうですが、ポケットティッシュは割高です。
家庭内でも、鼻水が出た!ジュースをこぼしてしまった!というときなど、トイレットペーパーを使うことがあります。
家族が多く、トイレットペーパーをまとめ買いするので、トイレでだけではなく日常生活で広く使われています。
カバンにそのまま入れて持ち歩くのもフィリピンではいたって普通のことです。
⑦第2の母親、父親がいる(たくさんいる人も)
(洗礼式の様子)
カトリック教徒が多数を占めるフィリピン、赤ちゃんが生まれると洗礼式に参加しますが、その際にNinang(ニーナン・女性)とNinong(ニーノン・男性)を親戚や友人、知人から選び、式に同席してもらいます。
少なくとも一人ずつ、多いときはそれぞれ10人以上選出します。
彼らは、第2の両親のようなもので、フィリピン人もニーナンやニーノンに選ばれると喜びます。
しかし、悩みの種でもあります。なぜなら、誰かのニーナンやニーノンに選ばれると、その子の(inaanak;イナアナクと呼ばれます)誕生日やクリスマス、お祝い事にはプレゼントやお金を渡すことが期待されるからです。
また、カトリック式の結婚式を挙げる場合も、ニーナンとニーノンを選出します。このときは、“結婚の商人”という立場になります。地位のある人や裕福な人が選ばれやすいそうです。
⑧お金の貸し借りは日常茶飯事
日本では親しい友人や家族にお金を借りるなんて恥ずかしい、失礼だと考える人が多いかもしれません。
フィリピンでは、支払いが行き詰まったときなど、職場の同僚や隣人にお金を借りることが一般的です。
ほとんどは数百円〜数千円くらいの額ですが、中には病院代などで高額のお金が必要になったと相談される場合もあります(フィリピンでは医療費が高額なので意外とこのパターンが多い)。
フィリピン人同士だと普通のやりとりなのでこころよくお金を貸す人が多いです。
※留学中にこのような申し出をされた際は、トラブルになりかねないので注意してください。
⑨ご飯を食べる際はスプーンとフォークで
フィリピンでは手で食べる文化がありますか、基本的には右手にスプーン、左手にフォークを持って食べます。
この文化はスペイン植民地時代に始まったとされており、通常ならフォークとナイフですが、占領者であるスペイン人たちが、フィリピン人が反抗しないようにナイフではくスプーンを使わせたという説があります。
⑩尊敬を表す‘マノ’=Mano
(タガログ語で尊敬を表す小詞:poを語尾につけて、マノポとも呼ばれます)
街中で親戚のおじさんやおばさんに偶然会ったら?
まずは挨拶もそこそこにおじさんやおばさんの手を取り自分のおでこにあてる!この行為はフィリピンで尊敬を意味します。
年長者を敬うのは日本もフィリピンも同じですが、このマノは英語で‘Bless’とも呼ばれ、「自分よりも長く生きている人生の先輩から運をもらう」という意味も含まれます。
家族間で行う挨拶のようなもので、教会でも信者が神父に対して行います。
家庭内でも子供が小さい頃からマノをするように教えます。
以上、ここが日本と違う!フィリピン人の日常について紹介しました。
いかがでしたか?
国が違えば、言語も文化も、慣習も違う。
フィリピン留学を通して、ぜひ生のフィリピンを感じてください。
〖セブ島留学 人気コース〗
社会人の方のための1週間、2週間留学のご紹介。
お盆の時期の夏季休暇を利用してご留学するためのおすすめ語学学校の紹介ページです。
ぜひ、参考までにご覧ください。
お盆留学/夏季留学の1週間、2週間のセブ島留学
〖フィリピン ダバオ留学のご紹介〗
治安が心配な方、女性のためのフィリピン留学、親子留学をご検討の方のためのダバオ留学のご紹介です。
ぜひ、参考までにご覧ください。
セブ島だけじゃない。世界的の治安の高いダバオ留学の魅力